苦味：●●
酸味：●●●●
コク：●●●
香り：●●●●
ネクタリン、マスカット、ブラウンシュガーの風味。

国：エチオピア連邦民主共和国
地域：シダマ　ブラ　ハラタ
生産者：ニグセ・ゲメダ・ムデ
標高：2,300 m以上
生産処理場：ハラタ ウォッシングステーション
品種：74158
生産処理：ナチュラル / 高床式乾燥ベッドで天日乾燥
収穫時期：11月末
お取引開始年：2020年

ハラタ・ウォッシングステーション（ウォッシングステーションとは、生産処理場のこと）はエチオピア南部のシダマ県ブラのハラタという地域に位置し、同県のベンサからは車で約40分、周囲は山に囲まれています。同ステーションの周りにはニセバナナとしても知られるエンセーテの木が至る所にあり、地域の人々の主要な食料源となっています。
同ステーションは2022年にニグセ・ゲメダ・ムデさんによって設立されました。ニグセ・ゲメダさんは2020年に開催された第1回のエチオピア カップ・オブ・エクセレンス（COE）品評会で91.04点というスコアで見事優勝を果たした人物です。丸山珈琲はそのCOEオークションでニグセさんのコーヒーを落札して以降、彼との取引を続けています。
ナチュラルプロセスの場合、この生産処理場に持ち込まれたコーヒーチェリー（コーヒーの実）は、乾燥用のベッドに置かれる前に選別され、未熟豆や過熟豆は取り除かれます。そしてコーヒーチェリーはベッドの上で薄く広げられ、天日干しで乾燥されます。同ステーションでは、チェリーの周りを空気が循環するようなベッドを使用して、より均一に乾燥させます。コーヒーのひび割れを防ぐためには、ゆっくりと乾燥させる必要があります。その後、カビ、発酵、腐敗を防ぐために、コーヒーチェリーを定期的に撹拌し、14～15 日かけて完全に乾かします。またニグセさんたちは自分たちのコーヒーと競合他社の商品とを差別化するために、コーヒー品質管理ガイドラインを作成してこれを遵守するなど、生産処理の段階においても、品質向上に向けた取り組みをしています。