苦味：●●
酸味：●●●●
コク：●●●●
香り：●●●●
ピンクグレープフルーツ、黒糖の風味。丸みのある口当たり。ジューシーな味わい。

国：コロンビア共和国
地域：ナリーニョ県　コンサカ　ビジャ・イネス　サン・イシードロ
生産者：ペドロ・マリアーノ・ロドリゲス
農園：サン・イシードロ
標高：1,800 m
農園面積：5.5 ha
品種：ピンクブルボン
生産処理：ウォッシュト / グリーンハウスで乾燥
収穫時期：5月～7月
お取引開始年：2023年

ペドロ・マリアーノ・ロドリゲスさんとご家族が営むサン・イシードロ農園は、コロンビア南西部に位置するナリーニョ県コンサカのエル・グアボ村にあります。農園の標高は1,760mほどで、コーヒー栽培に理想的な土壌や気候条件に恵まれています。
ペドロさんがこの農園を受け継いだのは1981年のことです。この農園では長らく、地元で消費される黒糖の原料となるサトウキビを主に作っていました。ペドロさんは2008年に農園中心の暮らしに転換することを決め、その時にサトウキビ畑を一掃して、カスティージョという品種のコーヒーを植えました。コーヒー作りを始めた当初こそ、その道のりは険しいものに思われましたが、2017年までには、ペドロさんはそれまでに蓄積した知識と経験をもとに、自信を持って他の品種の栽培もスタートさせました。
サン・イシードロ農園の水洗式（ウォッシュト）のコーヒーは、果肉が付いたまま発酵→機械で果肉を除去→タイル張りのタンクの中で水を加えずに発酵という手順で作られます。乾燥方法は高床式ベッドでの天日乾燥がメインですが、雨季や湿度が高いときに限り、ガス式の乾燥機を用いることもあります。
ペドロさんには3人の子どもたちがおり、彼らも農園の運営に積極的に関わって農園のさらなる発展に貢献しています。ペドロさんが品質・革新性・環境保護に注力して作り上げてきたサン・イシードロ農園は、今後、次の世代にも引き継がれていくことでしょう。